会議室の中で | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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社長室ではなんなので会議室へと連行されたところ
社長が重い口を開いた

「黒糖くん、キミは脳ある… 脳ある… 脳… 」

『鷹… でしょうか?』

「キミは脳ある鷹は爪を隠すという言葉を知っているかね?」

『はい』

「いや、キミは知らないね!」

え、知ってますよ!?

「脳ある鷹は爪を隠す、わかるかね?」

『はい…』

「キミは権利の意味を履き違えている、権利というのは義務を果たしたものが与えられるものだ」

『はい…』
ちょっと沈んだ演出で社長の話に耳を傾ける

「キミは社員としては半人前の分際で、
 やれ金だ、やれ責任だ!と会社に対して爪をひけらかして攻撃するが
 本当に優れた人間というものはだね、もっと謙虚に誠実であるべきなんだ」

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以前話し合った残業代のことも根に持っているのだろうか

「それをキミは自分の範疇を越えたことまで会社に甘え、権利ばかりを主張する…
 そういうことを~~する人間は~~… 人間の~~~クズですよ!」

『………』

「俺は強いぞ、俺はすごいぞ、会社の責任だぞ、俺は偉いぞ!!
 爪をひけらかして脅しをかける、キミはネコですよ!!」

全世界のネコに謝れッ!!なんだ、その偏見は!
っていうかデジャブ(既視感)社長ネコ表現好きだな…

『ネコ…ですか…』

「半人前の分際で、権利という爪をひけらかす… ネコですよ!!」

本気で怒ってる感じでそう言葉を発する社長に対して
ちょっと笑ってしまいそうになりながらもうつ向きながら『はい』と答える

「社会というのはだね、自分の思い通りに進んだ学生時代とは違い… 私がキミぐらいの頃には…」

社長が自分の若かれし頃の話を語りだし、相槌や『はい』と上の空で聞きながら
どれぐらいの時間が経っただろうか

「…だから、キミにも…」

『はい』

「つまり、私が何を言いたいのか わかったかね?」

『えっと…』

やばい、とりあえず権利を主張するな!ということは伝わったけど
それをストレートに答えるわけにもいかないし…

そう思っていると社長が口を開いた

「ネコだって、キミのように爪をひけらかしたりしない!
 キミはネコじゃない!!」

ネコじゃなかったんかーい!!

壮絶なツッコミを入れたい気持ちを抑え、社長の眼を見ながら『はい』と答える
すると…

「今日は、話し合いができて実に素晴らしかった
 これに懲りてこれからも頑張りなさい!」

肩をポンポンと叩きながら、めっちゃいい笑顔の社長に促され
会議室を後にし、社長室に戻ると専務が待っていた

【どうやら、お互いに良い結果が出せたようね!】

微笑みながらお茶を差し出してくる専務、
飴と鞭のつもりなのだろうか

その後、会社に戻ることもなく
社長室で2時間ほど仕事と関係ない話などをしてから社長が上司に電話をし
その日は家路につくことになった…

なんだろう、この会社…
アットホームという意味を履き違えたこの異様な状況に不安を抱きながら
いつもでは考えられない早い時間の電車内を見渡しながら帰宅する

企業戦士の戦いの日々はつづく…

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