そもそも最近の若者というのは
なまじ余計な知識があるから、調子に乗っているという
困ったことがあればインターネットで検索することができ
何かあればすぐ労働基準法が、法律がーと騒ぎ立てる
自分の身の程をわきまえず、やれブラック企業だ、なんだとほざきよる
根性が足りない、やる気を感じられない
そういうことを言いたいなら一人前に稼いで
会社に貢献してから言うことだな
上司から有り難い社会人の心得を教えてもらった
残業と思うから、賃金がもらえるからと思うからいけない
与えられた仕事を時間内に終わらせられないのだから
それは会社が悪いのではなく、社員が悪いのだ
そして、社員が悪いということは会社に迷惑がかかるということ
権利ばかり主張せず、会社の看板を背負っているという
社会人の自覚を持って、言動に注意するべし
勉強させて頂いているという感謝の心
この感謝の心があればそもそも金の話が出るはずもない
中小企業というのは国からもいじめられていると
社長は微笑みながら言っていた
社内研修の際に社長が見せてくれたことがある
労働基準局(労働基準監督署)から出されたという書類
書類には赤い文字で
「あきらかなる労働基準法違反」というような文言があった
厳重注意を受けたのだという
このままでは社員が路頭に迷うことになる
社長は社員のため、
会社の経営は厳しい中、仕事をなんとか受けているという
だからこそ、みんなにも知っておいて欲しいと
その厳重注意を受けた書類を見せてくれたのだという
「こうやって、中小企業をいじめるわけです。人間のクズですよ。」
ニコニコしながら社長は言った
このとき、私はどうリアクションしていいのかわからず
何も発することが出来なかった
今ならば絶対に社長を怒らせる発言ができるのだけど
それはまた別のお話…
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