昼飯の時間に仕事を任されて | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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報告でしくじってから数日が経った

またいつものように日々の業務に取り組んでいると
時計は12時を指していた
 
今日は何を食べようかな、隣の食堂でランチにしようか

そんなことを考えているとニコニコした顔の上司が
近づいてきた

まさか、一緒に食事に行こうと言われるのでは…
ちょっと警戒しつつ、上司の言葉を待つ

「これ、13時の会議につかう資料まとめておいて」

えっ
今、12時ちょい過ぎですよ!?

「出向先の偉い人と昼食の約束があって、できないんだよねー、頼んだ!」

そういってにこやかに出て行ってしまう上司
無視して食事に行こうものならブチギレるのは必須
というか後が怖いから行けるわけがない

仕方ないので昼食は後回しにして資料を作ることにした
特別説明されてないけど、どういう資料にまとめておけばいいんだろう…

前回使用した資料を見ながら、見よう見まねで資料をまとめてみる

こんな感じだろう、まとめておけって話だし、まとまってるな!
割と上出来に作れたと思ったので得意げだった

時計を見ると12時50分頃だろうか
上司が戻ってきて、ちゃんとまとめておいたか聞いてきたので
ちょっと得意げに資料を手渡した

「ふーん、こんなもんか… まあ、いいや!」

おふう…
なんだよ、ちったあ褒めろよ!

不服に思いながらも、昼飯に行ってきますと上司に告げると

「昼飯は13時まで厳守だから、パンでも買ってこいよ。遅れるなよ?」

えっ…
後ろ倒しになったりしないの?

冗談ぽく後ろ倒しにならないでしょうかと聞いてみた

「そんな自分の都合よくできるわけない」

との回答だった
自分の都合なのだろうか…
そうは思いながらも会社の指示は絶対だ
仕方がないので下のコンビニでパンを買って戻る

12時58分

食事の時間は2分しかなかった
急いで買ったパンを放り込み、午後の業務に取り掛かる

企業戦士としての修業の日々は続く…

いや、企業戦士というか労働用奴隷というか
労働基準監督署へ、このときどうして相談に行くことができなかったのか
現在となっては不思議であるが、当時の黒糖には知識も度胸も選択肢もなかったのである。

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