定額使い放題だから、ギリギリまで帰してもらえないよ | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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残業代が支払われる、
そう思っていた時期が黒糖にもありました

社内研修だけでなく、現場に出てからも残業代が支払われない

仕事が終わらずに残業するのは己の実力不足であり
はやく一人前の仕事ができるようになれと
逆にお叱りを受けるハメになってしまった

こうなれば、せめて残業しないで帰ってやる!と
仕事を黙々と片付けていき、定時後3時間ほどで帰れそうだった

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やった、21時には帰れるぞ!

 
喜びに浸り、上司に本日の業務が終了したので帰りますと伝えると…

0時にリリース作業があるだろう?

んんっ…
言われてみればいつも0時にはリリース作業と呼ばれる
社内Webシステム上のデータベースに最新ファイルを適応していた

それが終わるまで帰宅することは許されない!と言われてしまった
 
上司も、他の社員も0時まで残るそうだ

リリース作業と言っても、
Webシステムにファイルをアップロードするだけの
誰にでもできる簡単なお仕事です
 
操作も数クリックで終わるし…

すみません、それは他の方にお願いして頂けませんか
他の本日分の業務は完了していますので…

そこで上司がブチギレですよ

胸ぐらを掴み
「ふざけんな!てめえの仕事だろうが!
 なんで他のやつに迷惑かけられるんだよ?」

「だいたい先輩が残ってるのに
 新人のてめえだけ帰宅しようっていう腐った根性が許せない!」

だ、だってたまには早く帰りたかったんですもん
残業代も出ないんですもん…

「じゃ、じゃあ…
 0時まで何もしないでここに居ろということでしょうか…」

なーんで、こんな返しを選んじゃったんでしょうね

「他の仕事はいくらでもある、それをもらって処理しておけ!」

結局、このときに引き受けた仕事が終わらず
翌日になっても残業するハメになってしまった

仕事は終わっていても、帰れないのだから
終了報告しないでいたほうが幸せになれると知った
この頃から、だんだん腐った思考へ陥っていったと思う

0時に作業を確定でやらなくてはならないのなら
仕事を効率よくやっても作業が増えるばかりで
結局はやく帰ることは叶わない

新しい仕事を任されるだけだ

どうせ早く仕事をしても、ダラダラ仕事をしても
同じ給料、同じ待遇なのだから
一生懸命仕事に取り組んでも無駄なのではないか
仕事すればするほど首が締まるだけではないか

そんな腐った考えを持つようになっていった

0時のリリースを2分ぐらいで終わらせて
終電ギリギリの電車に揺られながら

人生とはなんとつまらないものか

そんなつまらないことを考えながらくたくたになり帰宅した

帰宅後に疲れて眠たかったのだが
ゲームを無理やりにでも必ずやることにしていた

自分の好きなことが一切何もできずに一日を終えるのは
本当に何のために生きているのか、わからなくなってしまいそうで
どんな時間に帰宅しようとも、疲れ果てていようとも必ずゲームはやっていた

そこは絶対に譲れない一線だった

この頃から周囲には「ブラック企業」に務めているとネタにされたり
心配されたりいろいろと言われるようになりはじめた
ゲーム廃人、中毒者、スレーブなどの不名誉な呼び名も与えられた

企業戦士の戦いの日々はつづく…

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