回答は一択しかない | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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社員旅行も終わり、また残業祭りが待ち構えている
いつになったら楽になれるのか、本気で考えてしまう

このまま、この会社にいても未来は明るくない
いつまで経っても同じような苦境の繰り返しじゃないか
噂に聞く、ブラック企業と呼ばれるものではないか

いやいや、その判断は早計だろう

こんなことは社会人ならば誰しもが経験するものであり
サービス残業が強制されるぐらいで文句を言っていたら
どこの会社に行っても通用しない、使えない人間という烙印を押されるだろう

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ブラック企業なんかに自分が勤めるわけがない

業務に取り組んでいると会議室に召集される
チーム内での打ち合せというヤツだ

あれ、チーム内の打ち合わせのはずが
出向先の担当者さんが一緒に会議に参加しているようだ

現プロジェクトの作業予定を明確にして欲しいということで
スケジューリングの確認をしたいらしい

黒糖の担当箇所について説明して欲しいと
出向先の担当者さんから要望が出たので
現在の進捗具合と作業完了予定が当初の予定である
2週間後であることを説明した

なぜ、2週間(作業日数10日)も必要なのか
という質問をされてしまったので、思いつく理由を説明してみたが
10日ほどかかる予定のところを5日で完成させるように言われる

正直、5日で完成することは黒糖の技量不足はさることながら
物理的にも厳しいと言わざるをえない

なんとか予定通りの日数を頂けるようにお願いするも
そんな条件は飲めない、完成を10日ではなく全体での提出を10日にしろ、と
出向先の担当者さんは要求してきた

「じゃあ、5日で作業完了できそうですか?」

『申し訳ありません、厳しいです』

無理なものは無理なので、素直に厳しいと伝えるも

「そんな答えは聞いてないんだよな、可能か聞いてるんだから」

『申し訳ありませんが、その納期では不可能です』

「可能かって聞いてるんだけど?」

『1日7時間30分の業務での5日での完成は不可能です』

「あのさ、俺は可能か聞いてるんだけど」

『その納期では不可能です』

「ちょっと待って、なに?お宅の会社はそういう方針ですか?」

すぐさまフォローに入る上司

【可能だよな?】

『難しいです』

【可能だよな!】

『この納期では…』

「可能だって答えないと終わらないんですけど!」

【可能だよなっ!!】

『………』

『やってみます…』

「それは可能と言っている?」

【はい!本人が自分で言いましたから!】

「はじめからそう言ってくれよ~、無駄に時間食っちゃった!」

【申し訳ありません!】

「言ったからには責任をもってください、納期を守るのは社会人の常識ですよ」

【もちろんだよな?】

『………』

結局押しに負けて、可能だという答えを出してしまい
自分で言ったからには責任を持つようにと
毎日ギリギリまで残業して何とか5日で終わらせられるよう
無理をして作業に取り組み、なんとか提出できるところまで来た

【おまえ、進捗具合は大丈夫なんだろうな?】

『なんとか提出できそうです』

【ほらな、だから言っただろ?】

【やる前から無理とかダメだとか、やる気になればできるんだ】

『平常の業務時間内では無理ということで回答しましたが
 そりゃあ、これだけ残業していればできますよ…』

さすがに厳しかったので弱音を吐く

【は?おまえ、それ本気で言ってんの?】

【それはおまえの技術力不足だな、他人のせいにするな!】

【おまえはもっとやる気を出してくれ】

いろいろと上司からありがたい言葉をもらうも
疲労と睡眠不足と苛立ちから、正直ほとんど聞いていなかった

一通り話した後、満足したのか
出向先の担当者さんに上司が【納期間に合いそうです】と報告し
問題視されることもなく、今回は終わらせることができたが
こんなような案件がこの先も続くかと思うと憂鬱であった

こんなの当たり前のことだ
社会人なら誰しも経験して乗り越えていることだ
そう思うことでなんとかメンツと精神を保ちながら

企業戦士の戦いの日々は続く

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