時間単金100円でも付けて欲しい(前編) | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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納期を短くするため、残業を余儀なくされ
仕事の量は増えるが残業時間は相変わらずの0分扱いであり
残業代はもちろん0円だった

こんなこと特別なことではない
どこの会社でもこんなことはある、と自分に言い聞かせていた
サービス残業なんてどこでもあるのだと

しかし、さすがに毎月、毎月、毎月、相変わらずの残業祭りである
最近では100時間前後の残業が必ずあり
自分としては業務に対して最大限に尽力しているつもりだ
残業祭りなのは決して技量不足や経験不足だけによるものではないはず

せめて頑張りを認めてほしい
それはやはり目に見えてわかる形で欲しい

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100時間の残業に対して一万円の手当を出して欲しい

1時間100円の計算になるが、それでも欲しい
自分で言っていて悲しくなってしまう数字ではあるが…
残業時間なし、残業代なしという
現状ではモチベーションが上がるはずもなく、何かしらの形で評価が欲しかった

上司にその旨を相談してみることにした
さすがに残業の件で何度か相談していることもあり
業務内容も業務に取り組む姿勢も見てもらってるはずだ

「また、金の話か!もういい、わかった、わかった!」

いい加減にうんざりというような態度が見て取れた

「じゃあ、上には報告しておいてやるから仕事に戻れ」

という投げやりな対応を頂いたので
また有耶無耶(うやむや)にされて対応なしで終わるのだろうと
半ば諦めかけていた

すると上司から思わぬ報せを受けた

「社長がおまえと直接話したいそうだから、本社に向かえ!」

上司も、まさか社長に残業代を支払え!などという
戯言を黒糖が言えるわけがないと思っていたのかもしれないが
どうしても頑張りを認めて欲しかった黒糖は躊躇なく直接お願いしてみることにした

本社に行くのは社員旅行ぶりだった
勤務時間中に電車に乗っているのは結構ドキドキした
ついでに現場で使わなくなったデスクトップパソコンを運ばされたが
このような機会が与えられたことに素直に感謝せざるを得ない

緊張しながらも本社に到着した
本社には社員の姿はなく、みんな出向先で勤務しているようだ

まずは社長に挨拶するのが礼儀と心得ている黒糖は社長室へ向かい
社長と専務に挨拶させて頂いた

「おー、よく来たな」

【お久しぶりね、黒糖さん】

笑みを浮かべた社長と専務が向かえてくれる
もしかして、頑張りを認めてくれたのではないかと期待してしまう

とりあえずパソコンを倉庫へ運ぶように言われたので
キビキビと指示に従う

パソコンを倉庫に運び、必要書類の記入欄に記入を済ませ
社長室に戻ると、ここではなんだからと専務を置いて会議室へ案内される

後編へつづく

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