痛恨の寝坊 | 社畜と呼ばれた黒糖のブラックカンパニー体験談


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痛恨の寝坊


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残業が常態化し、連日の疲れからだろうか

ある朝、目覚めると時計は7時を指していた
学生の時から無遅刻無欠勤のみが唯一の自慢であった黒糖
アイデンティティ(自己の自信、誇りの意)を失うわけにはいかない

『しまった!このままでは遅刻していまう!』

急いで顔を洗い、着替えを行い
運動会でも出せないような信じられない全力疾走で会社を目指して駆け抜けた

バスに乗ると我に返ったからだろうか
心臓がバックンバックンしており、口から振動で内臓が出るかと思うほどだった

バスから降り、電車に乗り換えて会社を目指す
予定の電車より一本遅れてしまったが遅刻することはないだろうと安心していると
車内アナウンスが流れた

【人が線路内に立ち入ったため、安全確認が取れるまで停車いたします】

絶望的なアナウンスを流しながら、電車はゆっくりと停車していく
遅延証明書は当然発行されるだろうが
遅刻の理由として会社では認められていないため気が気ではなかった
(これぐらいはブラック企業ではなくても当たり前かもしれませんが)

なんとか15分程度の遅延で済んだが、いつもより一本遅れていたため
時間的余裕はない、駅の階段も全速力で駆け上がっていくと
バランスを崩してしまい、階段から落ちてしまいそうになった

『こんなところで事故なんかおこせるか!!』

踏ん張って体勢を整えると足の指から激痛が走った

『やばい… 爪が剥がれたかもしれない…』

痛みに負けそうになるが、このまま遅刻しては何の意味もない
痛みをこらえて電車を乗り換え、会社を目指す

電車内では汗が止まらなかった
『足の指の爪、剥がれてしまったんだろうか… なんという痛みだ…』

そう思いながらも会社に遅れるわけにはいかず
その使命感から何とか痛みを乗り越えて遅刻せずに出社することができた

企業戦士の戦いの日々はつづく…

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